2017年 04月 22日
初めてスーパーを歩かせてみた😅
良くないんでしょうが、としたろうと一緒にお買い物を避けていました…m(_ _)m行く時は保育所に預けている間にとか、休日は旦那さんとお留守番させてとか。あと、義母のお家に預けて旦那さんと二人で、ということが多かったです。
今、義母がオーストラリアに住む娘さん家族のところに行っている為、旦那と二人でというわけにもいかず、としたろうも一緒に連れて行きました。
抱っこ紐もとしたろうのビックボデーにはもう規格外だ
し、何しろ、私の肩が悲鳴をあげますので、思い切って、スーパーのカートにも乗せず、歩かせてみようと思い立ちました!!
車から降りると、駐車場を走り回りそうな勢いでしたが、「コッチコッチ!!」と、体の方向を向けて背中をポンポンすると、割と素直に歩き出し、スーパーの中へ。
スーパーの中も走り回りそうでしたが、手をしっかり掴んで、背中をポンポンコッチコッチ作戦で誘導しながら、なんとか買い出し終了。
でもレジ待ちはできず、もっとスーパーの中を走り回りたかったのか、先に車に戻ろうとしても、抵抗して、ワーンと床にごろりん💧
強制抱っこして表に出て、「車に行くよ、乗るよ!」とコッチコッチ作戦したら、またあっさり、車に向かうとしたろう。
としたろうとは、ほとんど支持が通らない事が悩みの種、というか、どうせ言ってもわかんないから…と支持自体を諦めてしない節がありましたが、今日の体験を通して、意外に、人の話、聞いてる?!と気付かされた一時になりました(*^^*)
昨日、金スマで、書道家の金澤翔子さんの特集がありました。
翔子さんはダウン症の書家ですが、72歳になるお母さんと二人三脚で翔子さんは有名な書家になりましたが、翔子さん30歳を機に、翔子さんは一人暮らしを始めたとのことです。
お母さんは翔子さんが自立したい、一人暮らしをしたい!との申し入れに、そんなことは無理!!必要もない!!との考えでしたが、自分の方が先に死んで行く訳で、自立の助けが出来るうちにさせようと、実家から5分のところではありますが、セキュリティのしっかりしたマンションを借りて(障害者がマンションを借りる事自体、大変だったみたいです。なかなか貸してくれるところが少なくて…)
一人暮らしを始めました。
銀行でお金を下ろしたり(生活費は三万円、1回に下ろす金額は3000円と決めたそうです)自炊、掃除など、よほど私より立派!!とびっくりするような暮らしぶり!!
夜、孤独に耐えられなくなったらと、お母さんと決め事に、寂しくなったら月をお互い見る。月と交信しよう!と提案(ステキ☆)
途中、ポストのダイアル式の鍵が開けられず困ってしまうシーンや、取り出した郵便物に電気代の請求書があっても、電気にお金がかかっていることもわからなかったので、見なくって、電気が止められてしまったり…(;´Д`)
アクシデントもありながら、それらもちゃんと理解して、一人暮らしも一年近くたつそうです。
自家に戻るのも、書道の稽古に行く時だけで、帰らないそうです。
翔子さんが突然実家に来たという時は、自分のマンションで自炊したハンバーグをお母さんに食べさせたくて持って来たというエピソードに、私泣けました…>_<…
翔子さんは生まれた時から、変わらず同じ地域に住んでいるので、商店の方だったりご近所とも顔見知りで、地域の方と楽しそうに交流したりお買い物している姿を見て、お母さんも地域の方に助けられてると安心してました。
お母さんの望むところは、一生を通じてのお友達を作って欲しいと仰っていました。
また、お母さんは障害者とはいえ、想像の10倍100倍以上に自立の能力があった事に驚いているとともに、自分が、その可能性を殺してしまっていた、抑制していたと反省しておりました。
この番組を見て、今日のスーパーでの行動に移したってわけでもないのですが、改めて、私がとしたろうの限界を決めては絶対に行けないんだな!と反省しました…
これから、としたろうには色々チャレンジや経験を、どんどん増やしたいです!
by mimoritti
| 2017-04-22 22:28